2020年3月8日 ~蔵体験~ 本田商店「私が搾りました」
こんにちは!和酒担当の塚本です。
先日3月8日、兵庫県姫路市の清酒「龍力(たつりき)」蔵元、本田商店さんへ搾りの体験のためにお伺いしてまいりました(^-^)/
出発時の関東は雨でしたが、姫路についたら晴れてました!蔵家では雨男扱いされている私ですが、奇跡が・・・駅を降りると姫路の名酒の樽たちがお出迎えです。
姫路から二駅、網干(あぼし)の駅から5分程歩くと、本田商店さんに。駅から見えていたので、とても分かりやすかったです。オフィスには山田錦や山田穂、雄町などの稲穂が飾られていました。160センチ近くある山田錦と雄町は圧巻の存在感です。
さて、今回お邪魔した本田商店さんですが、「龍力(たつりき)」のブランドで全国的にも名前を知られている蔵元様です。山田錦の特A地区のお膝元ということもあり、最高のお米にこだわったお酒造りをされています。また、蔵の方のワインに対する造詣が深く、ご縁もありシャンパーニュのサロン、ブルゴーニュのジョルジュ・ルーミエやオリヴィエ・ルフレーヴといった有名生産者も来日の際同蔵に訪問しています!!
そして、本田商店さんの銘柄には当店でも人気の高い「美酔香泉(びすいこうせん)」という「美酔倶楽部」加盟店専用銘柄がありまして、今回はその総会と、お酒の搾りの体験に行ってまいりました。この「美酔倶楽部」は全国で20件ほどしか加盟しておらず、大阪より東では蔵家のみの加盟となっております!
西日本の酒屋の大先輩たちに囲まれた、美酔倶楽部の総会を終え、いよいよ搾り体験に!袋搾りという、小さな袋に詰めたもろみをつるすことで自然と搾る贅沢な搾り方です。なかなか一袋一袋重いんです…一つ一つ心を込めて搾りましたよぉ!!
その様子はこちらでも↓
搾りが終わった後は、特A地区の土壌標本を見せていただきました。表面の40cm程は毎年かき回される表土の部分で、そこから下がその元の地盤にあたる部分です。エリアによって川の丸石が見え隠れしたり、はたまた海由来の土壌だったりと様々です。ほとんどの栄養は表面から得られるのですが、稲の根っこ自体は表土を突き抜けて、1m以上も地下に伸び地盤に伸びた跡が見られます。この岩盤から得られる栄養はわずかだそうですが、お米の味は明らかに違うそうです。ブドウにもいえますが、作物と土壌の関係ってすごい!!
日本酒ではその蔵元の所在地のお米を使う必要はありません。果実であるブドウと違い、穀物であるお米は物流、保存の面でも時間に余裕がありますし、お米ごとに向いたエリアがあるためです。それが許されているのは個人的には良いことだと思っています。モンラッシェのシャルドネをジャック・セロスがスパークリングにしたらとか、たまに考えちゃいます(例えばですよ…)。
ただ、やはり地元のお米でお酒が造れる環境は特別かとも思います。ましてや山田錦の特A地区のお米です。このような環境が、蔵元様のワインへの造詣の深さがあるのかも知れませんね!
さて、今回私がしぼったこの大吟醸酒ですが、もうすぐこちらに届きます!
10本限定の720ml/¥5,000(税抜)となっております!!
入荷次第またUPさせていただきますね!
当日受け入れていただきました、本田眞一郎社長、本田龍祐専務、本田商店の皆様、そして美酔倶楽部加盟店の大先輩の皆様、初めて訪問する私を温かく迎えていただきまして誠にありがとうございました!!