ディケム

シャトー・ディケム 2015

ワイン
¥35,750¥71,500(税込)
クリア

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種別
生産地域 フランス ボルドー ソーテルヌ
生産者/格付 シャトー元詰め
容量(ml) 375/750
タイプ 白ワイン
味わい 極甘口
ヴィンテージ 2015
使用米/使用品種 セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン

世界最高峰のデザート・ワイン、シャトー・ディケム。1本のブドウの樹からグラス1杯のワインしか造られないという黄金の雫。ディケムと比肩する白ワインはDRCのモンラッシェくらいだろう。ソーテルヌで唯一、特別第1級に選定されている。シャトー・ディケムが最高の飲み頃になるにはほとんどの場合10年から15年の年月が必要であり、偉大なヴィンテージは50年、あるいはそれ以上経ってもその甘美な魅力は失われることはない。まさにボルドーの宝石。

【シャトー・ディケム】
世界最高峰のデザート・ワイン、シャトー・ディケム。このシャトーは1593年から1997年までリュル・サリュース一族によって守られてきた。そしてディケムの顔ともいえるのがアレクサンドル・ドゥ・リュル・サリュース伯爵。納得のいく最上のものだけを生産しようとするワインへの執念は狂信的でさえある。

収穫時には特別な訓練を受けた約150人の摘み手のチームが組まれ、葡萄が完璧に成熟するのを待ってひとつひとつ厳選して摘まれる。6週間の収穫期間中はずっと滞在し、実際に畑に出る、出ないにかかわらず報酬を受ける。ソーテルヌの他の有名シャトーに比べても莫大な人件費である。1964年には13回も収穫を行ったがブドウの出来に納得しなかったためアレクサンドル・ドゥ・リュル・サリュース伯爵はディケムを1本も生産しなかった。1964年以降も1972年、1974年、1992年はディケムと冠したワインは一滴たりともビン詰めされなかった。本来なら格下げしてリリースしたりするものだが、アレクサンドル・ドゥ・リュル・サリュース伯爵は一切そのようなことはしない。完璧な完成品以外は必要としないのである。彼にとってディケムとは究極の芸術品であるのかもしれない。

赤ワインを造るボルドーのシャトーでは、平均して1本のブドウ樹から1本のワインを産している。ところがディケムでは1本のブドウ樹につく果実すべて集めてもグラス一杯がやっとだという。
ちなみにボルドーで毎春行われる試飲会週間(プリムールの価格を決める試飲会)にディケムは参加しない。常に収穫から4年後にリリースされるのだが、樽で熟成中のワインに部外者が近づくことは一切許されていない。当然のことながら瓶詰め前のテイスティングなど不可能なのだ。そのためプリムールでの販売は行わない。世紀の大ヴィンテージと騒がれた2000年ほんのわずかな本数だが初めてプリムールで販売した。価格は5大シャトーよりも高額だがすぐに完売したという。

シャトー・ディケムを語る時忘れてならないのは信じられないような熟成能力だろう。ディケムが飲み頃になるまでは最低10~15年の年月が必要であり、偉大なヴィンテージなれば50年以上の熟成も可能である。ふくよかでとろける様なナチュラルな甘みは決して失せることはなく、飲む者を恍惚の余韻に誘う。まさに至高の美酒。

【2015年ヴィンテージ】
シャトーを代表するヴィンテージの一つとなった2015年。ワインアドヴォケイトとのバレルテイスティングでは98~100点の評価で「2015年は2001年、2009年に肩を並べる歴史的作品になるだろう」と評された。今まで100点と獲得したのは1811年、1847年、1945年、2001年、2009年。6度目の100点かと期待されたがビン詰め後の再試飲では98点となった。だが「2015年は【2001年と2009年】という【キングとクィーン】の間に生まれた【プリンス】である」と評された。シャトー側も2001年、2009年に匹敵する仕上がりと自負するほど。1分以上続くアフターは圧巻。半世紀近くの熟成が期待できる至極の美酒。特製木箱入り。

*ワインアドヴォケイトでは2018年4月に再試飲され98点から100点に上方修正された「2015年のディケムは伝説に残る素晴らしいヴィンテージだ。我々の子孫が100年後にこのワインを飲んでも驚かないだろう」と称賛された。シャトー・ディケムとしては6度目の100点ワインとなった。

白/ACソーテルヌ/特別第1級シャトー(ソーテルヌ)

★ワインアドヴォケイト 100点
飲み頃:2025~2065年